パンフルートがひびく「かぐわし森の音楽会」

11月16日江古田のVieill Bakerycafe&Galleryにて、かぐわし森の音楽会〜親子でパンフルートを楽しむコンサート〜が行われました。

会場は0歳のお子様連れに、大阪から当日飛び入りご参加者もくわわって、満員御礼。

絵本「パン屋のイーストン」シリーズの原画に囲まれて演奏がはじまります。

最初の曲は「パンの夢」。風のようにうつくしい演奏を披露下さった日本パンフルート協会会長の中村純さんは、大学で物理学をご専門とする先生でもあります。ユーモアをまじえた解説と、「大きな古時計」などの親しみやすい曲、澄んだ音色に、子どももおとなも聴き入りました。

中盤でテーマ曲「かぐわし森のうた」の演奏が！　リズミカルな楽しい音に、ご参加のお客さまもプログラム掲載の歌詞を見ながら、合唱します。

ここで、特別ゲストとして、「パン屋のイーストン」作者の巣山ひろみ先生と、チェロ演奏家の穴田貴也さんが登場！

一昨年からの音楽会のご縁で音楽会が実現したこと、穴田さんが「イーストンと音楽会」作中に登場する弦楽器奏者のモデルになったことなど、絵本の秘話が明かされました。

穴田さんの演奏は、イーストンの「くりのクリームパン」にちなんで「亜麻色の髪の乙女」でした。うれしいサプライズに、会場はさらに盛りあがります。

後半も「さんぽ」や「ミッキーマウスマーチ」「北の国から」など、思わず口ずさみたくなる曲がつづきました。

途中には、紅茶の入ったリキュール瓶で音の出るしくみを解説したり、会場参加者がやさしい吹き方を指南される場面もあり、よりパンフルートという楽器に親しむひとときとなりました。

最後にふたたび「かぐわし森のうた」合唱がひびき、絵本そのままの音楽会がしめくくられました。

楽しいプログラムでパンフルートの魅力を伝えて下さった中村純さん、広島から駆けつけてくださった巣山ひろみ先生、チェロ演奏で盛りあげてくださった穴田貴也さん、ありがとうございました！

会場のVieill Bakerycafe&Galleryでは、24日（日）まで、人気画家佐竹美保先生による「パン屋のイーストン」シリーズの原画が展示中です。

作中に登場するふたごのこぐまが大好きなはちみつぱんも、期間限定で販売されます。

パン屋さんめぐりのとちゅうで、ぜひ絵本の世界をお楽しみに、お出かけください。